今年は耐震診断の依頼が多く、
2邸/月 ぐらいは行っている気がします。
40~50年ぐらい前のお家が多いので、
図面が残っていることは少なく、
現地を見ながら、間取りを書いていくのですが、
”おっ、ここはサザエさん家パターン”
”2階はのび家ね…”
”ここはちびまるこちゃん家っぽい…”
と勝手に分類しつつやっておりますが、
圧倒的にサザエさん家っぽい家が多いです。
南側は和室二間続きで、広縁があり、全て開口。
”あ~、この広縁で昼寝したい、タマといっしょに…”
という気持ちになります。
耐震的には広すぎる開口はあまりよろしくはないので、
”倒壊する可能性が高い”という計算結果になることがおおいのですが、
今の家にはない情景があり、
懐かしく新鮮な気持ちになります。
断熱性能も耐震性も防犯性も今の家よりは劣りますが、
家族とも、近所の人とも、人と人とのふれあいの機会が出来やすい、
コミュニケーションが豊かになる構造がこの頃のお家にはありますよね…。