家づくりの現場から(ブログ) | 松本・安曇野・塩尻の無垢材の新築・注文住宅なら林友ホーム

スタッフブログ 2023.12.01 Fri

建材ダジャレネーム

毎朝、犬の散歩に行くのですが、この間、鳥のフンが頭に直撃しました。早朝5時、まだ夜が明け前です。この時期、真っ暗です。寒さに耐えて、70~80分も散歩している私に…天はなんというひどいことを…、ちょっと泣きそうになりつつ、天を仰いでいいました。”F●●K!!” という話を、子供にしたら「そういう口の悪さが巡り巡って、そうなるんよ。。。」とたしなめられました。そうかもしれません。ここはやはり、「朝からウンがつくたぁ、こいつぁ縁起がいいや」と落語家風に思うべきだったのでしょう。私に足りないのは、ダジャレ変換能力なのかもしれない…、世の若干うざいダジャレおじさんもご機嫌に生きるスキルとして発動させているだけかもしれない…、と思う今日この頃です。 小林製薬さんの”熱さまシート”、”アットノン”エステーさんの”ムシューダ”、”ムシコナーズ”湖池屋さんの”カラムーチョ”マニアックなところでは文鳥のごはん”ヒナフトール”最近ではハウス食品さんの”ネルノダ”、シャープペンの”オレーヌ”ちょっと買い物に行っただけでも秀逸なダジャレネームが溢れております。 つっこみ気質の人は、ぼんやり買い物もできません。 一度、聞いたら忘れられない愛すべきダジャレネーム商品。知る必要のない知られざる建築業界のダジャレネームたちをご紹介させてください。 まずは外壁材から。ニチハの”モエンシリーズ”。高い防火性能を誇るサイディングで燃えんのです。”燃えよ剣””燃えよドラゴン””燃えよデブコン”燃えよといわれる作品名は多々ありますが、燃えんは建築業界ならではで味わい深いです。 次はケイミューの”はる・一番”。こちらも外壁材です。おそらく、風の方の”春”一番とサイディングを”張る”のに一番をかけたのかと思われますが、プロレス好きには猪木を連想させ、猪木の攻撃にも耐えれそうな気がしてしまいます。 マニアックな部材では耐震・制震部材、エイム株式会社の人名シリーズがあります。基礎にできたひび割れ補修材 ”きそきょうこ” さん、後付けホールダウン金物 ”いのちまもる” くん、壁の耐震補強キット ”かべつよし” くん。”たちひろし”、”ムロツヨシ”、”おとなしきょうこ”でCMして欲しいです。 そして、つぎは建材界の小林製薬と言われる(私が言ってるだけですが…)パナソニック。 ムラカミの勝手な分類を含め、一部掲載します。ラテン系水廻り3姉妹・”オフローラ”(ユニットバス)…長女・”アラウーノ”(トイレ)…次女・”ラクシーナ”(キッチン)...末っ子北条司先生にキャラ化してほしいです。 古典名作シリーズ・”ウツクシーズ”(洗面所)・”畳が丘”(畳コーナー収納)ちなみに私、どちらも読んだことはありません。 セレブ系女子・”ホシ姫サマ”(物干しユニット)・”湿気ネーゼ”(調湿建材)家事が好きな元ヤンセレブみを感じるのは私だけでしょうか? ダジャネームのおかげで、まぁ、気が抜けるというか、毒気抜かれるという瞬間ってかなりありますよね。新築を建てるとなると、ものすごい量の確認事があり、お客様もかなり消耗されます…。そんな時のためのダジャレネームなのかもしれないと思うと、ダジャレネームの半分は優しさでできてる気もしてきました。 個人的に一番好きなのは、サンワカンパニーの物干し金物”ホセ”。命令形かつ人名です。サンワカンパニーはテゴーロというシリーズの建具を出しているのですが、ホセ・テゴーロで並べると完全ラテン系の人名です。この二つ命名した人、絶対同じ人!という裏の人まで見えてくるのがグッときます。 以上、建材界のダジャレネームたち、ほんの一部をご紹介させていただきました。 ダジャレっていいですね。設計 村上でした。くだらないブログにお付き合いいただきありがとうございマス!

スタッフブログ 2023.11.17 Fri

深い軒、あり?なし?

こんにちわ、鈴木です。 前回は我が家のスタディカウンターのことをお話ししましたが、今回はそのスタディカウンターと並んで子供たちに大人気!ウッドデッキについてお話ししようと思います。ウッドデッキが大好きな子供達。天気が良い日は洗濯物干しはもちろん、 ウッドデッキで遊んだり、 おやつを食べたり、 夏場はプールをしたりしています。 ここで2枚目の写真に注目☝我が家のウッドデッキは深い軒があります。友人達が遊びに来るとよく言われる2パターン…・「軒が広いと便利そうで良いね」・「軒が広いと陽当たりが悪いんじゃない?」だいたい意見が分かれます。ここで今回のブログタイトルの登場です。 深い軒、あり?なし? 最近は”軒ゼロ”と軒がない住宅も人気ですね。そんな中我が家はしっかり軒のある住宅にしました。 深い軒のメリット ・日除けになる…夏の室温上昇を軽減!紫外線による家具や畳の日焼けも軽減します。・雨避けになる…急な雨でも洗濯物が濡れる心配がありません。・ウッドデッキの耐久性アップ…軒が紫外線や雨から守ってくれるので傷みにくくなります。・軒下空間を楽しめる…これは冒頭で紹介した通りです。他にもBBQやお月見などなど… 深い軒のデメリット ・室内が暗くなる場合がある…敷地周辺の環境や、燐家との距離などによります。・建築面積、施工費がUP…単純に材料費、施工費が追加されます。 我が家は春夏秋冬過ごしてみて、特別部屋が暗くなって困るというようなことはありませんでした。天気が悪い日はもちろん暗くなりますが、おひさまが出ている日は冬でも自然な明るさで快適です♪これから住宅を計画中の方も、ぜひ検討してみてくださいね。 現在林友ホームで公開中の建売物件、「豊科シダー」も軒の広いウッドデッキが特徴の一つです。随時見学受付中ですので、ご興味のある方はお気軽にお問合せくださいね。お問い合わせはこちらから

オレたちのカナディアンコーヒーハウス

こんにちは。設計 村上です。先日、ある人から旧Twitter(現X)で喫茶トラノコクさん(15.1万人フォロワー!!)がカナディアンコーヒーショップをのせてくれてると教えていただきました。 https://x.com/toranocoku/status/1719678285523894474?s=53&t=mmSdtcP22CfjTdLDNZ36tA 喫茶トラノコクさん、ありがとうございます!公式Xがないので、この場でのお礼となりますが、カナディアンコーヒーショップを末永くよろしくお願いいたします。(カナディアンコーヒーハウスないしカナディアンコーヒーショップがあります。呼び名が違うだけですが、カナディアンコーヒーハウスの方が多いので、以下ハウスで統一します。) さて、”なぜにカナディアンコーヒーハウスに保護者面?”と思った方いらっしゃいますよね?実はカナディアンコーヒーハウスを全国で建築&経営ノウハウを提供していたのが”林友”なんです。1970年代の話なので、私はもちろん林友におりませんでしたが、当時林友で建てられたカナディアンコーヒーハウスは私にとって父との思い出深い場所なんです。 1985年頃小学生だった私は富山県魚津市というところにおりました。TVは4チャンネルしかつかないような田舎です。父は名古屋に単身赴任中で、月一程度、富山に帰ってきておりました。父はめちゃくちゃ優しい人なのですが、子供に月に一度しか会えなくても、子供を優先するということのない超マイペースな人で、普通の週末と同様、10時から2時ぐらいまで趣味の将棋と囲碁番組をみて、その後、本屋のはしごに出かけることをルーティーンとしていました。まぁ、私も特にすることもなかったので、だいたいその本屋のはしごについて行っておりました。基本は父が本を選んでいる間、漫画を立ち読み(当時はカバーなどなかったので)、そしてまた別の本屋へ移動、そして、また漫画を立ち読み、記憶では平均3件は回ってた気がします。娯楽がないとはいえ、よくついていったなぁという気がしますが、小うるさい母がおらず、漫画が立ち読みでき、たまに漫画以外の欲しい本を買ってもらえ、ごくまれに漫画の偉人伝を買ってもらえ、ごくごくまれに喫茶店でホットケーキを食べさせてもらえる。昭和の子供にとって神タイムでした。その神タイムの(わたしにとっての)メイン会場がカナディアンコーヒーハウスだったんです。父は本読んでて、私のこと見てないし、ホットケーキにじゃぶじゃぶメープルシロップかけて、ホント美味しかったなぁ~。 その35年後、林友にお世話になることになりました。林友がカナディアンコーヒーハウスを展開していたことを知り、勝手に縁を感じております。 メープルシロップがおおよその目的だった私でも覚えている印象的な外観、ステンド硝子風な照明、WOODYな内装。木に包まれる温かな雰囲気。 今でも別のところで誰かに愛されている場所だと思うと、シンパシーを感じるとともに、林友社員としてとても誇らしいです。そんなわけで、オレたちのカナディアンコーヒーハウスを末永くよろしくお願いします。

スタッフブログ 2023.10.23 Mon

キャットウォークと犬走り2

こんにちは。設計 村上です。前回(キャットウォークと犬走り1)に続き、今回は犬走りについてです。 犬走り(いぬばしり)とは、垣と溝の間や土手の斜面に設けられた細長い通路や平地部分。犬が通れるくらいの幅しかないという意味合いから呼ばれる。 (出典:Wikipedia) だそうですが、”えっと、どの部分?”ってなりますよね。私はなりました。どうやら私の知っている犬走りはどうやらウィキペディア的には”軒下の犬走り”という種類に分類されるようです。他にも”築地の犬走り” ”城郭の犬走り” ”土手の犬走り” ”山腹の犬走り” ”線路の犬走り”というものがあり、全5種類あるようです。知らなかったです。 参考画像として、線路の犬走り、築地の犬走り、城郭の犬走りに我が愛犬を合成してみました。ざっくりいえば、陸上の細い通路は犬走り、高いところの細い通路はキャットウォークと言っていいかもしれませんね。※写真の犬は合成。キャプションは全て妄想です。 ”線路の犬走り” 電車に乗り遅れ、追いかける我が家の愛犬(上) ”築地の犬走り”の堀で泳ぎ、怒られた我が家の愛犬(上) ”城郭”の犬走り”まで泳ぎ切り、ご機嫌な我が家の愛犬(上) 上の画像の城郭は今治城。今治城は砂浜の弱い地盤を補強するために犬走りが設けられているそうです。松本城はお堀からすぐ城壁ですし、ほとんどのお城がそんな作りになっているような気がします。忍びのモノが上がってきやすくなりそう。。。とか思うのですが、どうやら今治城の堀は海と繋がっているので潮が満ちてくれば犬走りが隠れるそうです。さすが築城三名人の藤堂高虎が作った城ですね。 さてさて、犬走りの種類が何となくわかったところで、家づくりの方で一番身近な”軒下の犬走り”についてです。 軒下の犬走りって? 犬走りとは、建物の外壁の周囲に施工された、幅1m前後の通路を指します。サイズや施工素材について明確な決まりはないようですが、そもそもは、家を保護する目的で施工されていたもののようです。 「日本家屋にはもともと雨樋がなかったため、雨から家を保護するために設けられるようになったのが犬走りの始まりだといわれています。昔の家は土壁や漆喰(しっくい)壁などの塗り壁が多かったため、犬走りをつくることで泥汚れがつくのを防いでいました。また、汚れを防ぐという目的に加え、昔の木造家屋は土台がむき出しになっているものが多く、雨水などによる基礎部分の腐食を防ぐというも意味もあったようです」 (出展:SUUMO) 雨から家を守るためにつくられることが多かった犬走りは、雨樋のある現代の住宅の場合は必ずしも必要なものではなく、つくらないというケースも少なくありません。限られた予算内で家づくりをする際、予算削減の対象となってしまいがちな犬走りですが、つくることによって得られるメリットもあります。 犬走りのメリット 1.家を守る 雨樋があっても、雨が降ったときの泥はねがゼロになる訳ではありません。現代の住宅においても、犬走りは雨や泥から家を保護する役割を担っています。 犬走りによって雨水や泥を建物から遠ざけることができるということは、家を守ることにつながります。 2 歩きやすくなる 日常的に勝手口からゴミ出しをしたり、敷地の奥に自転車を止めたりするような場合は特に、犬走りを設けておくことで建物周囲を歩きやすくなるというメリットもあります。 3 雑草が生えにくくなる 犬走りはコンクリートや砂利などで地面を覆うため、雑草が生えにくくなります。家の周りに雑草が生えにくくなることで、お手入れがラクになるのはもちろん、家の床下などに害虫などが入ってくることを防ぐ効果もあります。 4 防犯効果を期待できる 犬走りを砂利で施工する場合は、踏むとガリガリと大きな音がする“防犯砂利”を使用すると防犯効果も期待できます。 防犯砂利は見る人が見れば、すぐにそれとわかるので、家を囲む犬走りに防犯砂利がまいてあると、防犯への意識が高いというアピールになり、防犯につながります。 5 外構のデザイン性を高められる 一般的にコンクリートや砂利でつくられることが多い犬走りですが、意匠性にこだわったものをつくることもできるため、エクステリアのデザイン性を高める目的で施工されることもあります。コンクリートの上にタイルやレンガなどを組み合わせて、外構をおしゃれな雰囲気にすることもできます。また、小さなお子さんがいる場合は、手形をスタンプしたり、ビー玉をはめたり、遊び心を加えて楽しむこともできます。 まとめ お客様から”ドッグラン”作りたいというご要望はあっても、”犬走り”を作りたいという方はほとんどいらっしゃいません。(ちなみに、犬走りは英語でscarcement かbermだそうです。)林友ホームは外壁廻りの砕石が標準装備、つまり言わなくても勝手に犬走りをつけております。犬走りは家を守る大切な設備です。庭の大きさや家の環境に合わせて計画したいですね。コラム並みに長くなってしましました。。。ご拝読ありがとうございます。最後に、土手の犬走りの写真です。これで全種類の犬走りをコンプリートです。(こちらは合成ではありません)

スタッフブログ 2023.10.20 Fri

スタディカウンターのある暮らし

こんにちわ。 3歳年少児、6歳1年生の絶賛子育て中、鈴木です。 我が家にはLDKの一角にスタディカウンターを設けてあります。まだまだ集中力がない子供達、場所を定めた方が集中できるかもと思い作りました。 スタディカウンターとは カウンターに限らず、リビングで子供が勉強したり、ちょっとした事務作業やパソコンを使うようなスペースです。 数年前から、子供部屋にあえて勉強する机を購入せず、親の目が届くリビングで勉強するスペースを設ける家庭も増えてきました。 我が家のスタディカウンターはこんな感じ↓↓ こだわりポイント ・テレビやおもちゃが視覚に入らない位置 ・呼ばれたらすぐ対応できるように、キッチンから近く(背面収納から続いています) ・正面の壁はマグネットボードで、お便りや子供の作品を貼れる ・コンセントを設置(PCやプリンター用) ・手元が暗くならないように、照明を設置 ・カウンター横に収納 といったところでしょうか。 我が家はカウンター横に可動棚がある為、文房具などはそこに収納しています。また、カウンター上にトレーを置いて、子供の作りかけや途中のモノはとりあえずここに入れています。 カウンター下や上に収納棚を付けるのも便利そうですね。 スタディスペースを作る前は、宿題の他にぬりえや工作もダイニングテーブルで行っていました。そうなると、食事の準備をする時間になると片付けてもらうのに一苦労…が、スタディスペースがあれば作業中のものをダイニングから移動させる必要がありません。作業の途中で片付ける必要も無く、食事が終わったらまたそのまま再開出来、お互いにとって快適になりました。 現在林友ホームで公開中の建売物件、「豊科シダー」でもスタディカウンターが設けられています。 随時見学受付中ですので、ご興味のある方はお気軽にお問合せください。 お問い合わせはこちらから

スタッフブログ 2023.10.03 Tue

キャットウォークと犬走1

キャットウォークって? こんにちは。設計 村上です。わたくし、現在設計という仕事をしておりますが、中学の時は高校落ちたら、ムツゴロウ王国へ就職しようと本気で思っていた動物バカで、現在は犬1匹、猫2匹、子供3匹と扶養家族が多すぎる暮らしをしております。 さて、そんな動物大好き村上ですが、建築用語には動物が含まれる用語(なまこ壁、鴨居、馬乗り目地、虎ロープ、猿頬天井などなど)が結構あり、一人にグッときてたりします。当然、人間に一番身近なワンちゃんネコちゃんが登場する部位もあります。住宅でよく登場するのは、キャットウォークと犬走り、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。キャットウォークは元々は高所にある点検通路のことで、体育館の両サイド上の方にある通路なんかもそれにあたります。 住宅では吹抜にある足場のような通路のことをいうのですが、こういうのです。↓ キャットウォークの名の通り、本能的に高いところを好むネコちゃんたちのお気に入りの場所になりそうですよね。ただ、キャットウォーク、ネコちゃんのためだけのものではない優れものなのです。 ①窓ふきできない問題を解決。 ”この吹抜の窓、拭けないよね。”設計者がよく突っ込まれるあれもこれで解決。 ②冬場のお洗濯モノをどこに干すか問題を解決。 温かい乾いた空気が上ってくる吹抜なら、室内でもしっかり乾いてくれます。1階からはちょっと見にくい場所に設置すれば、くつろいでいるときにお洗濯モノが目に入り、なんだか萎えるということもありません。 ③リーディングヌックとして至福の時間を。 小学生のころ、家の出窓台とカーテンの間に座り(こんなところ↓)、そこで週刊ジャンプを読むのが至福の時でした。今でいうリーディングヌックというやつだったのかもしれません。程よく狭いキャットウォーク、本好きならクッション持ってきてリーディングヌックとして利用するのもいいですよね。 そんな多機能なキャットウォークですが、新築時に計画しておかないと設置が難しいという部分ではあります。ただ、最近では各建材メーカーからネコ歩きの方を極めたキャットウォークも発売されていて、後での設置も可能です。ネコちゃんファーストな家づくりがどんどん進んでいて、猫好きとしてはホント嬉しいです。 現在林友ホームではキャットウォークがある建売(モデルルーム)の販売もしております。見学は随時受付中ですので、キャットウォークにご興味わいた方はお気軽にお越しください。 お問い合わせはこちらから ちょっと、長くなりましたので、犬走りについては次回に。ご拝読ありがとうございました(*ᴗˬᴗ)⁾⁾

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