神棚のすすめ
こんにちは。設計 村上です。
11月になり、朝、寒くて起きるのがツラいです。
高断熱、高気密の家に住めば、こんなおもいをしなくていいのか・・・と思いますが、
温いふとんから冷えた空気を顔だけ感じるというのも気持ちいいんですよね。
さて、10月は
私が子供のころからお世話になっていて、
大人になっても、
さらには親になっても大変お世話になった3巨星(中川李枝子先生、せなけいこ先生、楳図さん)が相次いで墜ちてしまわれ、なんとも言いようのない喪失感を感じています。
中川李枝子先生と言えば”ぐりとぐら”。あんなにカステラ食べたくなる絵本ないですよね。
蓋をとって黄色いカステラ登場のページ。我が子に読んだときの、あの目の輝きを間近で見れたことは僥倖です。
ちなみに、私はぐりとぐらの大きなカステラを囲んだ動物たちに憧れて、引き出物のでかいカステラの周りにぬいぐるみをはべらせ、手でちぎりながら食べてたことがあります。(当然、母にこっぴどく怒られた)
せなけいこ先生の”おばけのてんぷら”も好きだった…、子どもにも散々読みました。
子どもがドーナツの中身を私の眼鏡にして、揚げてみようといいだしたりしたのもいい思い出です。
ちなみに、私は天ぷらの衣を”人だまの形で揚げてくれ”という無理難題を祖母に頼んで、衣オンリーに醤油をつけて食べたことがあります。(祖母には言えなかったがそんなにおいしくなかった)
楳図さんはまだ長女しか読んでませんが、一時期ささみを食べるたびに”14歳”に出てくるチキン・ジョージを思い出すようで、”14歳の続き、買わないの?”と聞いてきました。(この機会に続きを買お)
ちなみに、私は”漂流教室”の麻酔なし手術シーンを読んだときは、姉とカッターを試しに腹に当ててみて想像してみるという実験をして、本気で恐怖しました。
子どもの成長の思い出と
私のアホなエピソードが同じ人達から生まれていると思うと感慨深いです。
そんな忘れられない強烈な思い出となる”神”本達を生み出してくれた3人が逝ってしまいました。
心からご冥福をお祈りいたします。
さて、そんな神本達をどこにしまうかというと、
そこはやはり”神棚”だろうと、
我が家には”オレ神棚”があります。
オレの、オレによる、オレのための神本の棚です。
1帖弱程のスペースでLDK 横にあるので、常に神作品を手に取ることができます。
一応、扉もあるので、
趣味全開過ぎる本棚をみて引きそうなお客様が来たときは隠せます。
コレクター気質の方、押しのいる方はぜひ用意してほしいです。
心が潤います。
そして、写真の左の棚の一番上には、
歴代の猫さんたちの骨が祀ってあり、ある意味ホントに神棚です。
最近、父の遺影を飾ったので、意味的にはかなりカオスになってきてます。
生前からネコに好かれる父でしたが、
死んでからも左右に猫をはべらかしている状況です。
(母に知られたら、相当怒られるヤバい案件です。。。)
そんなカンジで父と猫たちに見守られ、
天才的神本から生きる勇気をもらい、
日々がんばっております。
本日はオレの広義な定義の神棚のすすめでした。
ご参考までに。