信州の正月行事

スタッフブログ 2024.02.02 Fri

こんにちわ、本日のブログ担当鈴木です。
今日は信州の正月行事「三九郎」をご紹介したいと思います。

三九郎とは

お正月に飾った門松やしめ飾り、だるまなどの縁起物を燃やし、人々の1年間の災いを払い、豊作や商売繁盛・家内安全・無病息災・子孫繁栄を願う伝統行事です。「三九郎」と呼ぶのは長野県の中信地方だけのようで、県内の他の地域では「どんど焼き」「道祖神祭り」など様々な呼び方があるようです。

三九郎ができるまで

・まずは子供達が地域を回り、お正月飾りや松飾り、だるまなどを集める。書初めやお守りなどもよく出されています。金具など燃えないものは外していく。
・大人が骨組みとなる木(竹など)で、円錐型に組む。この時大きなだるまは一番上へ飾り付ける。
・中に集めた正月飾りや松を詰めていく。
・だるまは上と底に穴をあけ、縄を通していく。
・だるまを通した縄を外側にぐるぐる巻きつけていく。
こんな感じで完成です!

最近は松を飾る家庭が減っているため、上の方は少し寂しい三九郎に…

時間になると消防士さんも来て、6年生が点火🔥

思った以上によく燃えていて、びっくり!
あっという間に骨組みは倒され、火が落ち着いてきたらお楽しみタイム~♬
写真を撮り忘れてしまいましたが、上の炎の手前に見える木の枝に刺されたまゆ玉を焼いて食べます。
昔は各家庭で作ったりしましたが、今は手軽にスーパーでも買えます。そのままでも甘くて美味しいですが、少しあぶるとまた違う食感と美味しさが…😋
他にもマシュマロやウィンナー、焼き芋を準備してくるツワモノも!

最近では減ってきた地域行事も、普段顔を合わせることのない人達を知ることができたまにはいいなと感じました。何よりも子供達が学年関係なく楽しんでいる姿が印象的でした😊