「家族が集まる家」って、誰のため?

スタッフブログ 2026.10.08 Thu

こんにちは、村上です。

前回は書いたのは夏の始まり、あっという間に、秋になってしまいました。

朝晩の空気がずいぶん冷たく、

日が暮れるのも早くなり、夕方になると、少しずつ冬の気配を感じます。

こんな季節になると、家の中で過ごす時間が増えてきますよね。

家族が集まる時間も、自然と増えるのかなと思いますが、

我が家はというと、そうでもありません。

我が家には、娘が二人います。

一人は反抗期。 もう一人は大学受験です。

反抗期といっても、娘とはよく話します。

学校のこと、陸上のこと、友達のこと。

「今日こんなことがあってさ」

と、楽しそうに話してくれることもあります。

だから、仲が悪いわけではありません。

ただ、こちらの言うことは、ほとんど聞きません。

「試験勉強、しておいたほうがいいんじゃない?」

「分かってる」

「その服、明日寒くない?」

「大丈夫」

「スマホ、そろそろやめたら?」

「今やめようと思ってた」

……たぶん、私が言わなくても本人は分かっています。

分かっているけれど、言われたくない。

親の言う通りにするのが嫌なのです。

一方、受験生の娘には、何も言えません。

毎日、机に向かっています。

遅くまで勉強して、朝も起きて、また勉強しています。

そんな姿を見ていると、

「勉強しなさい」

なんて、とても言えません。

むしろ、

「もう少し休んだら?」

と言いたくなります。

でも、それも簡単には言えません。

本人が抱えているプレッシャーを思うと、ただ見守るしかないのです。

そんな二人なので、最近は家族みんなで夕ご飯を食べることが、ほとんどありません。

陸上の練習。 試合。 塾。 模試。 勉強。

それぞれに予定があります。

子どもが小さい頃は、家族で食卓を囲むことが当たり前でした。

「今日は何があった?」

そんな話をしながら、みんなでご飯を食べました。

それが、いつの間にかなくなっていました。

でも、不思議と寂しくはありません。

それぞれが、自分の時間を一生懸命に生きている。

そう思うと、むしろ頼もしく感じます。

「家族が集まる家」という言葉があります。

私もこれまで、そんな家を考えてきました。

でも、今の我が家を見ていると、家族はいつも集まっていなくてもいいのだと思います。

夕食がバラバラでもいい。

それぞれが自分の部屋にいてもいい。

親の言うことを聞かなくてもいい。

疲れて帰ってきて、冷蔵庫を開ける。

「ただいま」と言う。

たまにリビングで顔を合わせる。

家族が集まる家というより、

家族が帰ってくる家。

今の私には、そんな家のほうがしっくりきます。

今日も、家族全員で夕ご飯を食べることはありません。

それでも夜になれば、みんな帰ってきます。

それぞれの一日を終えて、同じ家に帰ってきます。

それでいい。

今は、それが我が家にとっての「家族が集まる」ということなのだと思います。

なーんて事を、秋の夜長に子供達を待ちながら考えました。

記事一覧