【無垢材の床を長持ちさせるコツ】簡単なお手入れ方法をご紹介!

無垢材の床は、一枚一枚が木の一本の幹から切り出された天然木でできているため、美しい木目や木のあたたかみを直に感じることができるのが魅力です。

しかし、無垢材の床は水に弱い性質があるなど、他のフローリング材よりも特別なお手入れが必要です。

日々のお手入れをすることで無垢材の床を長持ちさせることができます。

浸透系(自然塗料)とコーティング系(合成樹脂塗料)の違い

無垢フローリングの塗装は、大きく分けると浸透系(自然塗料)とコーティング系(合成樹脂塗料)の2種類があります。 合成樹脂塗料はメンテナンスが楽ですが、 無垢フローリングの足ざわりが格段に違うという点で、自然塗料がおすすめです。

今回は、自然塗料で塗装した場合の、長持ちさせるためのお手入れ方法をお伝えいたします。

無垢材(自然塗料)の基本的なお手入れ方法

【無垢材の床を長持ちさせるコツ】簡単なお手入れ方法をご紹介

無垢フローリングを美しいまま保つために、日々の掃除は大切です。無垢材の床の基本的な掃除方法は、次のとおりです。

1.掃除機等でホコリやゴミを取り除く

無垢材の掃除は、掃除機を使うことが一般的です。床に傷がつかないように、毛足が短いものを使いましょう。

無垢材には『湿度が高い時は膨張し、低い時は収縮する』という性質があるため、継ぎ目の隙間にホコリやゴミが溜まりやすくなります。掃除機では取り切れない溝のホコリやゴミを取り除くときは、つまようじが便利。歯ブラシや歯間ブラシを使うのも良いです。

2.乾いた雑巾で乾拭きをする

無垢材は耐水性が低いため、強くこすったり、化学洗剤を使用しない方が良いです。

雑巾は、乾いたものを使う、または固く絞った雑巾で水ぶきするのが良いです。(無塗装の場合は水ぶきは控えます。)

ドライシートで埃や髪の毛など目に見えるゴミを取り除くのもおすすめです。

汚れが気になるときは、固く絞った雑巾で拭き掃除をします。水拭きだけでは落ちない場合は、薄めた中性洗剤を雑巾に含ませて、固く絞ってから拭き取りましょう。

汚れを防止するには?

【無垢材の床を長持ちさせるコツ】簡単なお手入れ方法をご紹介!

無垢材の床は、汚れが染み込みやすいため、汚れ防止対策をしておくとよいでしょう。

定期的にメンテナンスすることで、美しい状態を保ちやすくなります。

・キッチンや洗面所など、水や油が出る場所には、マットを敷く
・家具を動かすときは、床を傷つけないようにする
・ワックスがけをする
・表面の油分を補う

ワックスは、無垢材の床の表面を保護し、汚れをつきにくくします。ワックスがけは、年に1~2回程度を目安に行うのがおすすめです。

また、表面の油分が不足すると、乾燥やひび割れの原因になります。定期的に、植物性オイルや蜜蝋ワックスなどを塗って、表面の油分を補うとよいでしょう。

まとめ

無垢材の床のお手入れ方法をご紹介いたしました。日々のお手入れと定期的なメンテナンスによって、長持ちさせることができます。今回ご紹介した方法を参考に、大切な床をきれいに保ちましょう。

この記事を読んで、忙しい日々の中「お手入れが大変そう…」と思われる方もいるかもしれません。しかし、傷も汚れも家族が長い時間をその場所で過ごした証と捉え、無垢材の変化も楽しむことがポイントです。

無垢材は、味わい深い経年美化を楽しむことも醍醐味の一つなのです。

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