家を広く見せるコツ!開放的な家にする設計ポイントまとめ
家族が集まる広いリビング。
そのリビングを中心に、庭・遊び場所・学びの場所・水まわりへとつながる間取り。
気持ちいい空間で子供たちがのびのびと過ごせて、大人も自分の居場所がしっかりとある住まい。
「家で過ごす時間が一番楽しい」そんな暮らし方のニーズがコロナ渦を経て高くなっています。
しかし、実際には敷地面積や資金の問題もあり、なかなか思い描いていたような広々リビングにすることは難しい場合もありますよね。
そんな時に知っておくと役に立つ、コンパクトな家でも広く感じられる設計のコツをご紹介します!
1.天井の高さを利用する
部屋の大きさは縦×横の床面積で判断しがちですが、空間の広さは3D。高さも影響します。天井を高くすると、視界に広がり生まれ、部屋全体が広く開放的に感じられます。
吹抜けや勾配天井などを間取りに採用すると、より開放的な空間になります。
2.視界の抜けをつくる
”視線の抜け”とは視線が「向こう側に通る」こと。
止まることなく奥に広がる景色や空に流れていくように視線が誘導できると、空間の広がりを感じることができます。
上の写真は、リビングに入った時に目に入ってくる景色です。大きな窓から見える雄大な北アルプス、実際の床面積以上の広さを感じることができます。
3.屋外空間との一体感をつくる
リビングに大きな窓をつけ、そこからウッドデッキやバルコニーとつなげることで空間に開放感が出ます。視線をさえぎるものがないとさらに空間を広く感じることができます。
床に段差をつくらなければ、リビングと一体感のあるセカンドリビングとして使うこともできます。
週末にBBQに使うのはもちろん、おウチピクニック、雪見に月見、風呂上がりの一杯…、有効活用できるスペースになること間違いなしです。
4.インテリアのコツ
リビングを広く見せるためには、家具やインテリアの選定も大切です。
・明るめの色の内装材を選ぶ
出来るだけ明るめの色を選んだ方が空間は広く感じます。
上の画像のように壁紙はシンプルな白、建具も明るめの色にするのがおすすめです。
リビングを広く見せたいなら、内装材の色選びにもこだわってください。
ダークトーンはかっこいいですが、全体に採用すると圧迫感がでます。ただし、アクセントとして空間を引き締めることができるので、一部の採用にし、効果的に暗い色を取り入れるのがおすすめです。
・低めの家具を選ぶ
背の低い家具は、高い家具と比べても圧倒的に圧迫感が少ないです。
リビングの家具をできるだけ目線の高さより低く抑えることで、壁面がより多く現れて視界を明るくします。
カウンタートップの収納棚などを取り入れれば、上をデコレーションスペースとしても活用できますし、部屋の奥行き感も増します。
まとめ
リビングを広く見せるコツを紹介させていただきました。
家族が集まり、長い時間を過ごすリビングは、居心地よく過ごせる空間にしたいですよね。畳数にとらわれすぎず、高さも含めた空間全体の使い方や視覚の効果を利用することで、気持ちよく過ごせる家をつくれます。今の家でできることや、今後の理想の住まいについて、ご家族で考えてみてはいかがでしょうか。